不妊相談
基礎体温の低い女性が増えている
朝目覚めてすぐに測る基礎体温は女性の体を知る上で大切なセルフチェック法ですが、最近体温が36℃を下回る女性が増えたため、従来の基礎体温表では下の目盛りが足りない事態が発生しています。そのため市販の基礎体温表では、35℃台の目盛りをわざわざ増やしているようです。男性の基礎体温は一相性ですが、妊娠の可能性がある女性の場合、基礎体温は排卵に伴って高温期と低温期を繰り返します。低温期が長期化すると卵巣機能が落ち、月経不順や自律神経失調症を起こしやすいのです。男性の精巣は体温より低いところで活性が高いのに対し、卵巣機能は温かい方が活性が高くなります。卵巣が骨盤内の一番温かいところにあるのはそのためで、冷えは無月経で無排卵になることもあります。
卵巣の血流低下は不妊につながる
女性のお腹はへその下、つまり下腹部が冷えやすく、そこには子宮や卵巣があります。冷えたところは血流が悪く、病気が起こりやすいのです。血液は酸素や栄養、脳からのホルモンなどを卵巣に運ぶ重要な役割を担っています。血流が悪くなると女性ホルモンの分泌も悪くなり、不妊につながります。例えば、体外受精などの不妊治療をしても、卵子の質が低下し、治療もうまくいかないそうです。女性ホルモンの働きを活発にするには卵巣は勿論、全身の血流をよくすることが大切です。血流がよくなると、酸素や栄養、ホルモン自体の運搬もうまくいきます。
あなたの月経はどのタイプ?
不妊症に悩む人は大きく5つのタイプに分かれます。最も多いのは血虚タイプですが、どれか一つの症状だけという人は少なく、血虚と気虚が重なり、瘀血と気滞の両方を持つ場合が多くみられます。血虚と気虚の症状が進むと腎虚になります。
妊娠しやすい状態に持っていくには、何よりも女性は子宮の温度を一定に保つことです。お悩みの方は、ぜひ一度ご相談下さい。わかりやすく専門指導(不妊相談)しております。
女性の体質は毎月の月経に現れやすく、月経の様子や基礎体温などの特徴をチェックして、自分の体質を知ることが大切です。
経血の状態
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色はピンク色っぽい薄い赤色・水っぽくさらっとしている・量は少ない(以前より少なくなってきた)
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色は薄い赤色・水っぽくさらっとしている・量は少ないか多いかの両極端・気虚がひどくなるとピンク色で量が多くなる。
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くすんだ赤黒い色で粘りがある・レバー状のかたまりが混じっている・量は多め。1日目は少なく、2~3日目から急に多くなる。
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ごく普通の赤い色・量は普通。1日目は少なく、2~3日目から多くなる。
周期調節法ってどんなことをするの?
中医学の世界を初めて知る人も多いと思いますが、具体的な方法を知っておけば安心です。
月経周期の4つの時期で体質と症状に合った対処をする
女性の体は、月経周期によるホルモン分泌に伴い、体調も変わります。この月経リズムを、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期という4つの時期のに分け、各時期のリズムに合わせて、役割の異なる漢方薬を飲み分けていくのが周期調節法の特徴です。各時期の基本となる漢方薬は決まっているのですが、冷え性の人、子宮筋腫の人など、個々の体質や症状を見ることはもちろん、住んでいる地域の環境や気候、睡眠、食事、年齢、受けている治療の種類などさまざまなことを考慮して、漢方薬をきめこまかくセレクトしていきます。
基本となる考え方「養血・補腎・活血・調肝」を4つの時期に活用
周期調節法では、「養血」「補腎」「活血」「調肝」という考え方が基本です。 「養血」とは、妊娠に不可欠な血(血液という意味のほか、気とともに体に流れる栄養分)を補うこと。「補腎」は、ホルモンバランスや卵胞の成長など、生殖能力をつかさどる臓器・腎(西洋医学の腎臓とは概念が異なる)の働きを高めることです。「活血」は、滞っている血や代謝産物を排出し新鮮な血の生成をよくする方法。「調肝」は、気の巡りをよくし、ストレスなどの気の乱れをととのえ、月経調節にたいへん役立ちます。
効果をアップ!させる日常生活のポイント
7時間以上は眠って月経周期を安定させる
睡眠が足りないと、血の生成に影響し、ストレスにも弱くなり、月経周期が乱れやすくなります。卵巣機能にも影響し、卵胞の発育が不十分になることも。養血のためにも、睡眠は7時間以上は必要。
適度な運動を行い黄体期はリラックスを
散歩やストレッチなどで、適度に体を動かします。特に排卵期は運動で体内の血液循環をよくして、排卵を促しましょう。黄体期は、リラックスを心がけて。ストレスも軽減させる努力を。
卵の質をよくする卵類やタネ類を
全期を通して栄養バランスをととのえ、卵の質をよくする、イクラなどの卵類、ナッツ類を食べましょう。月経期は、にんにくなど血のめぐりをよくする野菜や、体をあたためる温野菜を。
月経周期の4つの時期
周期調節法の4つのメリット
周期調節法には、西洋医学にはない大きなメリットが4つあります。
これらの効果が最大に活かされ、妊娠しやすい体に近づくのです。
月経不順は、少しずつ進行していき重症化することもあります。早めに漢方薬で調節すれば、正常な状態に戻ることが可能に。月経を順調にすることは妊娠しやすい体の重要な条件で、中医学の不妊対応の基本的な考え方です。
オーダーメイドの調節法年齢、体質、持病など、人それぞれの状況はだいぶ違います。その個人差を重視するので、養血、補腎、活血、調肝など、どれに重点をおくかも違い、完全なオーダーメイド対応。本来持っている「妊娠力」を、引き出すことができます。
西洋医学と併用できる体外受精では、西洋医学と中医学の長所をとって対応できます。その場合、周期調節法で「養血・補腎・調肝」などで体づくりをサポート。活血・利水(水分代謝をよくする)などの方法で排卵誘発剤やホルモン剤の副作用を軽減させることも。
体質が改善されるその人の体質や症状に合った漢方で対応することにより、冷え性や貧血、胃弱などのマイナートラブルにも対処することが可能に。体質が改善され、健全な体を維持することができます。妊娠しやすい体に近づけ、産後も健康を維持できるでしょう。
特殊なケースの対処法
月経不順
中医学では月経リズムをととのえること(調経)が基本。精神的な素因から器質的疾病まで原因はさまざまですが、「肝鬱、血虚、腎虚、?血」などと考え、「養血、補腎、活血、調肝」などで正常にすることが可能。
子宮内膜症
中医学では「?血」の病症で、それが原因で妊娠しにくかったり、流産を起こすこともあります。活血薬を使うことによって血のめぐりをよくし、生殖系の子宮内環境の改善が期待できます。
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
成熟した卵胞ができにくく、排卵障害を主にする病症。中医学では「腎虚・?血・痰濁(余分な水分や老廃物が体に停滞する)」と考え、「補腎・活血化痰」で体質改善をはかります。西洋医学の治療と並行することが多い。
高プロラクチン血症
授乳してないにもかかわらず、血中の乳汁分泌ホルモン(プロラクチン)の値が高くなった状態。中医学では、古くから麦芽を断乳に使ってきた経験から、炒麦芽を使ってホルモン状態を調整します。
免疫異常による不妊
西洋医学と併用しながら、補腎薬を使って体質改善をします。抗リン脂質抗体症候群は母体に血栓ができることが原因の一つなので、活血と養血薬をあわせて調節します。
年令:39歳
性別:女性
年令:30歳
性別:女性
症状不妊症
2年間、産婦人科でクロミッド、プレマリン、セキソビットを服用し、タイミングを見てもらったが妊娠には至らず。
基礎体温もバラバラで、父が自分の同級生に不妊専門の漢方相談をしている薬局があるのでぜひと父と一緒に来店。
冷えもあり、まず体質改善を4か月程度でホルモンバランスを整えることから指導してもらい、周期療法を基本に、低温期は補陰剤、高温期は補陽剤、全周期は田七人参と理気活血剤を服用。3か月で低温と高温の差がはっきりしてきた。6か月程度で妊娠を確認。無事出産し、父と一緒にホリサカ薬局に報告に来店しました。
ホリサカ薬局の堀坂先生、本当にありがとうございました。
年令:33歳
性別:女性
症状不妊症
冷え性で生理不順、肩こり、頭痛があり悩みの不妊でホリサカ薬局に相談しました。
堀坂先生より不妊の原因を説明して頂き、さっそく漢方薬、自然薬を服用、基礎体温表のチェックを毎日するよう心がけました。体も冷えがなくなり体調も本当によくなってきた約1年後に妊娠することが出来ました。今年平成25年6月で妊娠2ヶ月です。
このうれしさを一番に堀坂先生に連絡させて頂きました。今後も漢方、自然薬は続けていきたいと思います。
年令:29歳
性別:女性
症状不妊症
[Before]
4年間不妊症で治療したのですが恵まれず、脳動脈瘤破裂で手術した経験もあり、病院の薬もあまり飲みたくないので、友人の紹介で、漢方のホリサカ薬局の堀坂先生に相談しました。
[After]
堀坂先生より、まず体を温め冷えを改善することが大事で、そのための日頃の生活の指導をしてもらいました。また、基礎体温を毎日測ることで、体のリズムを知ることも大事な事だと、わかりやすく説明していただきました。
漢方薬を服用しながら、先生の指導を守り、8月に妊娠がわかりました。
すぐに堀坂先生にTELで報告し、妊娠中の養生法を教えてもらい、これからも先生に相談しながら元気な赤ちゃんを産みたいと思います。
年令:35歳
性別:女性
症状不妊症
[Before]
2人目がなかなか授からず、やっと授かったのですが4ヵ月目で流産してしまいました。
冷えもあったので、思い切って漢方のホリサカ薬局に相談しました。
[After]
冷えをとって、体調を整えるための漢方を頂きました。
今までは36.1~36.2だった体温が、36.5前後になってきました。そして、はっきり排卵期と分かる体温が確認でき、それ以降高温期が続いて、妊娠チェックで陽性で、病院でも妊娠が確認できました。
うれしくて、一番にホリサカ薬局の先生に報告させて頂きました。これからも妊娠中も飲める漢方を飲んで、元気な赤ちゃんを産みたいと思います!!
年令:31歳
性別:女性
症状不妊症
[Before]
結婚8年目ですが、なかなか妊娠できず、悩んでいました。生理も不順で、疲れやすく、足腰の冷えもありました。
病院に行っても効果があまりなく、漢方を試してみようと、ホリサカ薬局に相談しました。
[After]
先生には、妊娠しやすい体づくりをわかりやすく説明していただきました。
漢方を飲み始めて2ヶ月ほどで疲れも取れて、体調がよくなってきました。薬局に行くたびに基礎体温表を確認していただき、その都度、アドバイスして頂きました。
漢方のおかげで体質改善し、お陰様で妊娠2ヶ月です!!
漢方を飲み続けて本当に良かったです。
症状不妊症
39才になり、できるものなら授かりたいと思い、一度産婦人科でタイミングを見てもらったが妊娠にはいたらず、黄体ホルモン(LH)の数値が5以下。
基礎体温もギザギザで生理の後から排卵までにひどく疲労感があるので、漢方薬でホルモンバランスを整えたほうが良いと考え来店。
冷え性で、仕事のストレスがあるとのことから、家庭ではリラックスを心掛け低温期は補陰剤、高温期は補陽剤、全周期は、補血調経、理気活血剤を服用。
2か月服用で基礎体温のギザギザが改善され、低温と高温の2創性がはっきりしてきた。
疲労感もすっかりとれて、3か月半服用で妊娠確認。安定期まで安胎薬を服用し無事出産。